大鵬の孫たちが角界で躍進!納谷兄弟の現在番付と貴闘力との絆
昭和の大横綱・大鵬(第48代横綱)の血を引く「大鵬の孫力士」たちが、令和の大相撲界で大きな存在感を放っています。かつて幕内最高優勝32回という不滅の大記録を打ち立て、国民的人気を博した大横綱のDNAは、半世紀以上の時を経て孫たちの世代へと受け継がれました。
なかでも、関脇・小結といった三役定着を射程に捉える王鵬(本名・納谷幸之介)を中心に、実力派が揃う「納谷兄弟」の活躍は相撲ファンの熱い視線を集めています。父親である元関脇・貴闘力との関係性や、偉大すぎる祖父の看板を背負いながら土俵に上がる彼らのリアルな歩みを、取材データと角界関係者の証言をもとに徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:大横綱・大鵬の孫である納谷4兄弟のうち、三男の王鵬幸之介と四男の夢道鵬がプロの角界で躍進中。
- 要点2:三男・王鵬は幕内上位で横綱・大関を脅かす存在へ成長し、祖父ゆずりの体躯と実力で大嶽部屋を牽引。
- 要点3:元関脇・貴闘力を父に持ちながらも、過度な依存を排した健全な距離感と独自の稽古環境で自己を確立。
【大鵬の孫力士たち】納谷4兄弟の現在地と大鵬家系図の全貌
相撲界において「名門の血筋」と呼ばれる家系は少なくありませんが、祖父に昭和の大横綱・大鵬(納谷幸喜)、父に激しい突っ張りで鳴らした元関脇・貴闘力(鎌苅忠茂)を持つ納谷家は、まさに角界屈指のサラブレッド家系です。
大鵬家系図を紐解くと、大鵬の三女である納谷芳恵さんと貴闘力の間に生まれたのが、幸男(長男)、幸林(次男)、幸之介(三男/王鵬)、幸成(四男/夢道鵬)の4兄弟です。長男の幸男氏はプロレスラーとして格闘技界で活躍し、次男の納谷幸林氏は中央大学相撲部を経て社会人相撲で実績を積むなど、4兄弟全員が優れた格闘・相撲DNA大鵬の資質を受け継いでいます。
角界のプロとして大嶽部屋に入門したのが、三男の王鵬と四男の夢道鵬です。大嶽部屋はもともと大鵬が創設した大鵬部屋の流れを汲む道場であり、彼らにとっては幼少期から慣れ親しんだ稽古場でもあります。角界関係者の取材によると、「入門当初は『大鵬の孫』という看板があまりにも大きく、周囲の過度な期待がプレッシャーになっていた時期もあった」と振り返られますが、彼らは地道な稽古でその重圧を跳ね除けてきました。
王鵬幸之介の幕内活躍と現在番付|祖父の面影を宿すスケールの大きな取り口
納谷兄弟のなかで最も顕著な実績を残しているのが、三男の王鵬幸之介です。埼玉栄高校相撲部時代から全国大会で実績を残し、2018年初場所に本名の「納谷」で初土俵を踏みました。恵まれた体格を生かした力強い突き押し相撲で順調に番付を上げ、十両昇進を機に祖父・大鵬の「鵬」と本名から一文字を取った四股名「王鵬」を名乗るようになりました。
新入幕を果たして以降、幕内上位の壁にぶつかりながらも着実に力をつけ、現在では幕内上位から三役(小結・関脇)を狙う位置に定着しています。2024年から2026年にかけての上位総当たり戦では、強烈なおっつけと出足の鋭さに磨きがかかり、横綱・大関陣に対しても真っ向から勝負できる地力を証明しました。
| 力士名・氏名 | 所属・最高位/主な実績 | 取り口・身体的特徴 | 編集部の見解・将来性 |
|---|---|---|---|
| 王鵬 幸之介 (三男) | 大嶽部屋 幕内上位〜三役射程 | 191cm・175kg超の巨躯。 父譲りの突き押しと祖父譲りの四つ適性 | 三役定着から大関昇進を狙える逸材。下半身の安定感が増し大器の風格。 |
| 夢道鵬 幸成 (四男) | 大嶽部屋 幕下上位〜十両昇進争い | 185cm前後の柔軟な体躯。 鋭い踏み込みと粘り強い組相撲 | 関取復帰・定着に向けた過渡期。兄・王鵬との相乗効果で躍進が期待される。 |
| 納谷 幸林 (次男) | アマチュア・社会人相撲 全国実業団大会等 | 中央大学相撲部出身。 基本に忠実な押し相撲 | プロ入りは選ばず社会人で相撲を継続。兄妹の精神的支柱として存在感。 |
| 納谷 幸男 (長男) | プロレス界(DDT等) ヘビー級主力選手 | 200cmを超える巨体。 圧倒的なパワーファイト | プロレスのリングで大鵬の血脈を証明。異なる舞台から弟たちを鼓舞。 |
夢道鵬と納谷幸林の現在|プロとアマで相撲DNAを受け継ぐ兄弟たちの挑戦
王鵬の背中を追う四男・夢道鵬も、着実に地歩を固めています。兄の王鵬と同じく埼玉栄高校から大嶽部屋に入門した夢道鵬は、十両昇進を果たした経験を持ち、関取定着を目指して幕下上位から十両の土俵で激しい攻防を繰り広げています。
夢道鵬の相撲は、突き押し主体の王鵬と比べると、懐の深さを生かした四つ相撲にも対応できる柔軟性が持ち味です。大嶽部屋の朝稽古では、幕内力士である王鵬と夢道鵬が激しい申し合いを重ねる姿が日常的に見られ、部屋全体の活気と底上げにつながっています。
また、次男の納谷幸林氏は中央大学相撲部で主将格として活躍後、大相撲の門を叩くのではなく社会人相撲の世界へ進みました。すべての兄弟がプロに入るわけではなく、それぞれの適性と意志に基づいたキャリアを選択している点も、納谷家の特徴です。プロレス界で大型レスラーとしてトップ戦線に立つ長男・幸男氏も含め、4兄弟はお互いの試合や取組をチェックし合い、刺激を受け合っています。

父親・貴闘力との複雑な関係と距離感|元関脇の息子としての葛藤と支援
納谷兄弟を語る上で欠かせないのが、父親である元関脇・貴闘力の存在です。かつて幕内最高優勝を果たし、気迫あふれる相撲でファンを沸かせた貴闘力ですが、2010年の相撲界における不祥事により日本相撲協会を離れることとなりました。
この出来事により、一家は大きな環境の変化に直面しました。しかし、貴闘力自身がYouTubeチャンネルや各種メディアで語っている通り、父親として息子たちの相撲に対する情熱を奪うことは決してありませんでした。現在、貴闘力は部屋の指導に直接介入することはありませんが、一人の元大相撲力士として、また父親として息子たちの取組を誰よりも熱心に見守っています。
関係者の証言によると、王鵬や夢道鵬は父親に対して複雑な感情を抱きつつも、力士としての実績や勝負師としての厳しさには敬意を払っているとされます。メディア出演時のインタビューでも、過度に父親との関係を強調することは避けていますが、土俵上での気迫のこもった取り口には、父・貴闘力の闘志が色濃く受け継がれています。
【現場検証】「大横綱の孫」という重圧をどう乗り越えたのか
相撲界において、偉大な横綱や名力士の二世・三世力士が背負うプレッシャーは想像を絶するものがあります。勝てば「血筋のおかげ」、負ければ「祖父の名前が泣く」と評される厳しい土俵環境のなかで、納谷兄弟はどのようにして精神的な自立を果たしたのでしょうか。
大嶽部屋関係者の話では、師匠(元十両・大竜)や周囲の親方衆は入門時から「大鵬の孫」として特別扱いすることを厳しく戒め、他の若い衆とまったく同じ環境で泥にまみれさせました。王鵬自身もインタビューで「祖父の名前を意識しすぎず、自分自身の相撲を取り切ることだけに集中している」と語っており、過度な周囲の雑音から適度な距離を置くメンタルコントロールを身につけていきました。
【プロの結論】血統プレッシャーを克服する「心理的バウンダリー」の重要性
家族社会学およびスポーツ心理学の観点から見ると、偉大な親や祖父を持つアスリートが成功するための最大の鍵は、「他者の名声」と「自己のアイデンティティ」を明確に切り分ける心理的バウンダリー(境界線)の確立にあります。
親や祖父の栄光を背負い込もうとしすぎると、期待に応えられない際の自己否定やバーンアウト(燃え尽き症候群)を引き起こしやすくなります。王鵬や夢道鵬の場合、父親や祖父の指導から一定の距離を保ち、所属部屋の師匠や高校相撲の指導者による客観的な育成プログラムを受けたことが、健全な自立を促す決定打となりました。二世・三世アスリートが自己の道を切り拓く上で、この「適度な距離感と自立環境の確保」は極めて普遍的な教訓を示しています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
インターネット上やSNSでは、大鵬の孫力士たちに関して一部の誤解や憶測が飛び交うことがあります。ここでは取材に基づく正確な事実関係を整理します。
誤解1:親族のコネクションで優遇されている?
大相撲は完全な実力主義(実力階級社会)であり、どれほど偉大な横綱の孫であっても、土俵上で勝ち越さなければ番付は上がりません。王鵬が幕内に定着し、夢道鵬が関取を目指せる位置にいるのは、年6場所の過酷な本場所で白星を積み重ねてきた結果であり、血筋による下駄を履かせる余地は制度上一切存在しません。
誤解2:父親・貴闘力と完全に絶縁している?
一部のネット掲示板等で「絶縁状態にある」といった極端な噂が見受けられますが、これは事実と異なります。相撲協会のコンプライアンスや部屋の運営方針に従い、公の指導関係を持たないように配慮しているだけであり、家族としての私的なコミュニケーションや父親からの陰ながらの激励は継続しています。
【大鵬 孫】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大鵬の孫は何人いて、何人が力士になっていますか?
A1:大鵬の三女・芳恵さんと元関脇・貴闘力の間には4人の兄弟がいます。そのうち大相撲界に入門したのは三男の王鵬幸之介と四男の夢道鵬幸成の2名です。次男の納谷幸林氏は社会人相撲で活躍し、長男の納谷幸男氏はプロレスラーとして活動しています。
Q2:王鵬の現在の番付と今後の目標は?
A2:王鵬は幕内上位に定着しており、小結・関脇といった「三役」への昇進および定着が当面の目標です。上位陣を撃破する力強い突き押しに磨きがかかっており、将来の大関昇進候補として角界からの期待を集めています。
Q3:なぜ四股名に「大鵬」ではなく「王鵬」「夢道鵬」と名付けたのですか?
A3:大横綱「大鵬」の四股名をそのまま継承するのではなく、祖父の象徴である「鵬」の一文字を受け継ぎつつ、それぞれの個性を込めた四股名が与えられました。王鵬は本名(幸之介)と大鵬から、夢道鵬は相撲道への夢を込めて名付けられています。
まとめ:祖父の伝説を超える未来へ|大鵬の孫たちが切り拓く令和の大相撲
大横綱・大鵬の孫力士たちは、単なる「昭和レジェンドの末裔」という枠組みを完全に脱し、自らの腕力と精神力で土俵の主役へと名乗りを上げています。
三男・王鵬の幕内上位での躍進、四男・夢道鵬の這い上がり、そして別舞台で戦う兄弟たちの存在は、令和の大相撲界に新たな活気をもたらしています。偉大な血統に溺れることなく、泥臭く白星を追い求める彼らの姿は、これからも多くの相撲ファンを魅了し続けるに違いありません。 (出典: 大鵬 孫(Yahoo!ニュース))